著者:清水竜元(ヘルシーパイレーツ株式会社 代表)

【この記事の結論(先にお伝えします)】 立派なコンサルの提案書を受け取っても、利益が動かない。その最大の理由は、「分析」と「実行」の間に深い溝があるからです。提案書は分析の終点ですが、成果の起点ではありません。そして実行されない本当の原因は、実行する現場の人が「やる価値」を感じられないこと。経営者は数字で判断しますが、現場の人は、その数字が自分に関係ないと感じれば、目の前の業務に戻ってしまう。この記事では、なぜ提案が実行されないのか、そして成果につなげるには何が必要かを書きます。

この記事は、「コンサルや外部の専門家に頼んでいるが、思うように成果が出ない」と感じている経営者に向けています。


優れたコンサルティングには、価値があります。これは、最初にはっきり申し上げておきます。外部の視点で課題を整理し、進むべき方向を示してもらうことには、確かに意味がある。私自身、その価値を否定するつもりはありません。

しかし、多くの経営者が、こんな経験をしているのではないでしょうか。高いお金を払って、立派な分析と提案を受けた。分厚い報告書も受け取った。なのに、半年後、一年後、会社は何も変わっていない。報告書は、引き出しの中で眠っている。

なぜ、こういうことが起きるのか。今日は、その理由と、本当に成果を出すために必要なことを書きます。

■ 提案書は「分析の終点」だが、「成果の起点」ではない

まず、構造をはっきりさせます。

コンサルの提案書は、たいてい「分析」の集大成です。現状を調べ、課題を整理し、こうすべきだという方向を示す。ここまでは、価値がある。でも、提案書ができた瞬間は、分析の「終点」であって、成果の「起点」に過ぎません。

利益が動くのは、提案を受け取ったときではなく、それを実行したときです。そして、この「分析」と「実行」の間には、多くの人が思っている以上に、深い溝があります。立派な提案書があっても、この溝を越えられなければ、成果はゼロのままです。

(要点:コンサルの提案書は「分析の終点」であり「成果の起点」に過ぎない。利益が動くのは実行したときで、分析と実行の間には深い溝がある。)

■ なぜ、提案は「実行されずに終わる」のか

では、なぜ実行されないのか。ここに、コンサルが見落としがちな、決定的なポイントがあります。

実行されるかどうかは、実行する「人」が、それをやる価値を感じ、実行した後に起きる変化を体感したいと思えるか、にかかっています。

経営者は、数字で判断します。「この施策で利益が何%改善する」という話に、価値を感じる。でも、実際に手を動かす現場の人は、違います。その数字の変化が、自分にあまり関係ないと感じれば、人は、目の前の慣れた業務に戻ってしまうのです。

提案書には、「何をすべきか」は書いてあります。でも、「実行する人が、なぜそれをやりたいと思うのか」までは、設計されていない。だから、実行されない。経営者の頭の中の数字と、現場の人の動機の間に、断絶がある。ここが埋まらない限り、どんな立派な提案も、絵に描いた餅で終わります。

(要点:実行されない最大の原因は、実行する現場の人が「やる価値」を感じられないこと。経営者は数字で動くが、現場は数字が自分に関係なければ動かない。この断絶が提案を眠らせる。)

■ 実行をやり切るために、決定的に必要なもの

では、この溝を越えるには、何が必要か。私の経験から言えるのは、二つです。

ひとつは、実行を「伴走」する存在。提案して去るのではなく、実行のプロセスに最後まで付き添い、一緒に動く存在がいること。やりっぱなしにせず、結果を見て、ダメなら戻し、また試す。このサイクルを、隣で回し続ける人がいるかどうか。

もうひとつは、人がやらなくていい部分を、減らすこと。実行が止まる原因の多くは、現場の負荷です。ただでさえ忙しい現場に、新しい作業が乗れば、後回しにされる。だから、AIで自動化できる部分は自動化し、人の負担を減らす。人は、本当に人がやるべきところに集中できるようにする。

私が掲げているのは、「ツールを売って終わりではない。経営者の隣に立ち、数字を一緒に動かすところまで責任を持つ」ということです。これは、まさにこの実行の溝を埋めるための姿勢です。HELM-AIPでは、伴走と、AIによる自動化を、私自身が担います。だから、実行が止まらず、進む。

(要点:実行をやり切るには①最後まで付き添う「伴走」②AIで自動化し現場の負荷を減らすこと。提案して去るのではなく、数字を一緒に動かすところまで責任を持つ。)

■ コンサルと、決定的に違う点 ── 成果を「ともに」追う

ここで、HELM-AIPがコンサルと決定的に違う点を、はっきり申し上げます。

それは、料金の仕組みです。HELM-AIPは、ソフトの利用料と、成果報酬型を組み合わせています。つまり、成果が出て初めて、報酬が大きくなる設計です。

これは、「成果が出ても出なくても、同じ報酬が発生する」一般的なコンサルとは、根本的に違います。私たちは、成果が出なければ、報酬も限られる。だから、成果を出すことに、本気にならざるを得ない。お客様と同じ船に乗り、成果を「ともに」追う。リスクを共有する。これが、提案して去るだけの関係との、決定的な違いです。

成果が出ようが出まいが報酬をもらう相手と、成果が出て初めて報われる相手。どちらが、本気であなたの数字を動かそうとするか。答えは、明らかだと思います。

(要点:HELM-AIPはソフト利用料+成果報酬型。成果が出て初めて報われる設計で、成果に関わらず報酬が出るコンサルとは違う。リスクを共有し、成果をともに追う。)

■ よくある質問(Q&A)

Q. コンサルティングは意味がないということですか? A. いいえ。優れたコンサルには、現状整理や方向づけの価値があります。問題は、分析・提案で終わり、実行が会社任せになると、成果につながらないことです。大切なのは、分析の先の「実行」まで支える存在があるかどうかです。

Q. なぜ提案が実行されないのですか? A. 実行する現場の人が「やる価値」を感じられないからです。経営者は数字で判断しますが、現場の人は、その数字が自分に関係ないと感じれば、目の前の業務に戻ってしまいます。この断絶を埋めない限り、提案は実行されません。

Q. HELM-AIPはコンサルと何が違うのですか? A. 最大の違いは料金です。ソフト利用料に成果報酬型を組み合わせ、成果が出て初めて報われる設計にしています。成果に関わらず報酬が発生するコンサルと違い、リスクを共有し、成果をともに追います。さらに、提案だけでなく、伴走とAIによる自動化で、実行まで支えます。

■ 最後に ── 提案書ではなく、成果でつながる相手を

コンサルに高いお金を払い、立派な提案書を受け取る。それ自体は、悪いことではありません。でも、もし「提案は受けたが、何も変わらない」と感じているなら、問うべきことがあります。

あなたが本当に必要としているのは、立派な提案書でしょうか。それとも、実際に数字が動くことでしょうか。

もし後者なら、選ぶべき相手は、提案して去る相手ではなく、実行まで一緒に汗をかき、成果でつながる相手です。分析で終わらせず、実行を伴走し、AIで現場の負荷を減らし、成果が出て初めて報われる。そういう関係こそが、あなたの数字を本当に動かします。

なお、私たちは今、会社のデータをもとに「この打ち手を実行したら、どうなるか」を事前にシミュレーションできる仕組みづくりを目指しています。実行の成功確率を、もっと高めるためです。これが実現すれば、「やってみないと分からない」から、「高い確率で成果が出る打ち手を選んで実行する」へと、進化できると考えています。

もし「コンサルに頼んでいるが成果が出ない」「提案ばかりで実行が進まない」と感じているなら、一度お話を聞かせてください。御社の現状を整理し、どこから数字を動かせるのか、そして実行までどう伴走できるのかを、一緒に考えるところから始まります。売り込みではなく、現状整理の相談から。それが、HELM-AIPの最初の一歩です。

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